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シティ・サバイバル 都市生活者の生き残りテクニック 著:ブルース・バウアリー

書評:ノンフィクション・実用書

構成

もし、都市を大災害が襲ったら、私たちは、何に気をつけなければならないのだろうか。都市には、パニックや暴動など、都市特有の危険もあるに違いない、そんな、都市特有の危険から、どう身を守れば良いのだろうか。本書は、そんな都市生活者のためのサバイバル術を解説している(ハズ)である。

プロローグ サバイバルって何だ。ー生きようと思わない人には死んでもらおうー

第1章 都市を生き抜くサバイバルテクニック ー人間は常に都市の中に住んでいるのだー

第2章 サバイバル常識講座 ーこのくらいは知っておきたい基礎知識ー

第3章 近未来カタストロフィ ー君は生き残れるか、地獄の惨状

内容

 本書は、都市で災害が起こった時のサバイバル対策書であり、災害以外にも、都市に潜む様々な危険から、身を守る方法を解説している。はずなのだが、ちょっと古い本だ。「ソ連が、東ドイツに進行した時、ヨーロッパにいる、あなたはどうすればいいのだろうか」、なんて書かれても、「どっちも、もうありません」としか答えられないような…

とにかく、この手の本に記載されている「危険」には時代背景や、お国柄が反映されているようで面白い。「核攻撃に備えよう」と書いてあるのは、冷戦下だったからだし、暴動や略奪を恐れるあたりは、さすがアメリカ、といった感じがする。

ただ、役に立たない本ではない。「自動車にひかれる時はボンネットの上に飛び乗るようにすると良い」とか、「パニック状態の群衆に巻き込まれた時は、とにかく人の上を目指せ」とか、「自動車に乗っていて衝突した時は、車に体を押し付けるようにすると良い」などと、役に立つ知識もちゃんと載っている。(多分)非常食を用意しなさいとか、家族で集合場所を決めておきなさい、とかは、ずっと昔から言われてきたことみたいで、この本にも載っていること、それでも、つい面倒くさがって準備をしないのが人間だな、とこの本を読んで思ったり。

役に立つ部分も多いけれど、やっぱり、最新の情報が書いてある本を買ったほうがいいんじゃないか、と、これからこの本を読む人に言っておこう。(いないかな)