2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

パンジャンドラムは出てこない 核戦争小説を読もう第2回 ネヴィル・シュート「渚にて」

全面核戦争・人類滅亡… それは来るべき未来なのか? 核戦争小説を読もう第2回です。 第1回目は松本清張「神と野獣の日」でした。 the-level-seven.hatenablog.com 第2回目はネヴィル・シュート「渚にて」です。 先に総評を(個人的な)好み度★★★★☆死ぬ前に何…

社会派推理小説作家の異色作 核戦争小説を読もう第1回 松本清張「神と野獣の日」

世紀末(ヒャッハー)や人類滅亡、ポストアポカリプスと絡めて語られる「核戦争」を扱った小説を読みます。様々な視点、方法で描かれているため、短編小説まではカバーしきれず、「核戦争の危機!」までは扱わないつもり。(核戦争が起きて、かつ、それがメ…