書評:軍事・戦史
ー人を殺すのもそれが職業になればそのやり方に創意工夫を凝らすようになる。戦闘では、できるだけ強力な武器を投入したくなる。また、敵を倒す新しくて独創的な方法を、あれこれ考えるようになる。「拳銃で殺してなかったか? それじゃあいっぺんやってみる…
どんな本? 地雷や手榴弾を使った仕掛け兵器、夜襲や狙撃、投降したふりをして騙し討ち… 現場の兵士が創意工夫で生み出した罠になんと「対空地雷」まで。米軍が作成したマニュアル「Punch Blow the Belt」(ボクシングでベルトの下を攻撃すること、だまし討…
どんな本? 冷戦終結後の世界情勢の中で、ロシアがクローズアップされる出来事が増えている。ロシアのプーチン大統領は、世界でもっとも影響力のある人物に選ばれた他、クリミア半島の併合、最近ではシリア空爆など、多極化する世界の中でロシアの存在感が増…
構成 第二次世界大戦、ソ連では100万人を超える女性が従軍し、軍医や看護婦のみならず、狙撃手やパイロットなどとして、武器を取り、戦地へと向かった。しかし、戦後はその女性たちは世間から白い目で見られ、その戦争体験が語られることもなかった。 そんな…
構成 第一次世界大戦開始前から、マルヌの戦いが起こるまでの間、ドイツやフランス、ロシア、ベルギーなど、各国の首脳部は、何を考え、どのように戦争を起こす、または回避しようとしていたか、について書かれたドキュメンタリーの上巻。 1963年に、ピュー…
-戦勝の獲得を確実ならしむる手段は、重点方面に兵力資材を集結して、該方面に決定的優勢を占むるにあり-(ソ連軍教範より 本書 P.35) -卓越せる指揮と軍隊の優越せる戦闘能力とは戦勝の基礎なり- (ドイツ軍教範より 本書 P.32) -訓練精到にして必勝の信念…