書評:ノンフィクション・実用書

ビルの屋上や廃墟、下水道を探検したい貴方のために | Access All Areas

今回は新カテゴリー「洋書」です。 Access All Areas ってどんな本? 正式タイトルは Access All Areas a user's guide to the art of urban explotation、日本語に訳すと「全面通行許可 都市探検の技術についてのユーザーズガイド」でしょうか? 「立ち入り…

【映画・感想】アメリカン・スナイパーと「ネイビーシールズ最強の狙撃手」

ー人を殺すのもそれが職業になればそのやり方に創意工夫を凝らすようになる。戦闘では、できるだけ強力な武器を投入したくなる。また、敵を倒す新しくて独創的な方法を、あれこれ考えるようになる。「拳銃で殺してなかったか? それじゃあいっぺんやってみる…

米軍が恐れた「卑怯な日本軍」 帝国陸軍戦法マニュアルのすべて 著:一ノ瀬俊也

どんな本? 地雷や手榴弾を使った仕掛け兵器、夜襲や狙撃、投降したふりをして騙し討ち… 現場の兵士が創意工夫で生み出した罠になんと「対空地雷」まで。米軍が作成したマニュアル「Punch Blow the Belt」(ボクシングでベルトの下を攻撃すること、だまし討…

「反戦・脱原発リベラル」はなぜ敗北するのか (ちくま新書) 著:浅羽通明

構成 第二次安倍政権下で、集団的自衛権の行使を認める安保関連法案が成立し、東日本大震災以降、停止していた原子力発電が再稼働、また、原発輸出などの原発推進政策がとられるようになった。 そして、これらの動きに対して反対する運動、例えば、大学生、…

標的は11人 モサド暗殺チームの記録 著:ジョージ・ジョナス 訳:新庄哲夫 (新潮文庫)

あらすじ ミュンヘンオリンピック開催中の1972年9月5日、西ドイツのミュンヘンで、「黒い9月」というテロ組織によりイスラエルのオリンピック選手団が人質にとられる、というテロ事件が発生した。西ドイツ政府は対テロ作戦を実行するものの、整わない装備や…

完全教祖マニュアル(ちくま新書) 著:架神恭介 辰巳一世 

構成 宗教の教祖とは、「お金をもらって人をハッピーにさせる仕事である」 大工の息子や商人のような一般人でも、教祖になれば、お金がもらえて、尊敬されて、さらに歴史に残る可能性も! 「宗教」について書かれた本はたくさんあっても、これまで「教祖にな…

右翼と左翼 著:浅羽通明 (幻冬舎新書)

構成 政治的な対立軸を表す表現の「右翼」と「左翼」という言葉。政治を語る上で、当たり前のように語られている言葉ですが、少し深く考えてみると、よくわからなくなる対立概念ではないでしょうか? 日本の共産党など左翼は平和主義を訴えていますが、なら…

面白くて眠れなくなる植物学 著:稲垣栄洋

構成 生物学の中の一分野である、植物学。無味乾燥で面白くないイメージのある植物学ですが、実際はとても面白いのです。そんな、「面白くて眠れなくなる」植物学の知識集。 ページ数は、約200ページ。難易度は、高校で生物を選択した人なら、「知ってる」と…

闇(ダーク)ネットの住人たち デジタル裏世界の内幕 著:ジェイミー・バートレット 訳:星水祐

構成 google や yahoo, facebook, twitter, youtube,amazon etc... 皆が当たり前のように使っているインターネットの世界、そこは自由で、匿名性があり、なりたいものになれ、自分のしたいことができる、見つけられる世界だ。 しかし、その世界の裏側には、…

シティ・サバイバル 都市生活者の生き残りテクニック 著:ブルース・バウアリー

構成 もし、都市を大災害が襲ったら、私たちは、何に気をつけなければならないのだろうか。都市には、パニックや暴動など、都市特有の危険もあるに違いない、そんな、都市特有の危険から、どう身を守れば良いのだろうか。本書は、そんな都市生活者のためのサ…