イスラム国の機甲戦力 ”工場”の物語 Part2

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前回の続きです。
・長い記事なので、いくつかにパート分けしました。
・Part1は上にリンクがあります。
・up-armoredという単語は、乗用車、トラックなど、もともと装甲の付いていないと思 われる車両は「装甲化」戦車などもともと装甲が付いていると思われる車両には「装 甲の追加」としました。
・写真は、元記事からの転載です。

 イスラム国がイラク、シリアの戦場で様々な種類の奇妙な仕掛けを使用はよく知られているが、VBIEDとして改造したブルドーザーから、単純に装甲を取り付けられた粗雑な見た目の民間車両まで、これらの奇怪で奇妙な仕掛けへの注目は、イスラム国に単にそのような車両を運用し、通常の兵器類を運用できない、という評判を与えてきた。

 しかし、このステレオタイプは間違っている、精密誘導兵器による空爆を前にしたイスラム国の機甲戦力の効果について、しばしば見られる意見もまた過大なものだ。
シリア、イラクでのイスラム国の重戦力を分解しようとする(対イスラム国の西側?)連合とある程度はロシア空軍の激しい努力にもかかわらず、イスラム国は、2014年9月下旬の連合による空爆の開始から、空爆の標的となる、というわずかなリスクとともに、シリアのほぼ全ての前線で自由にAFVを運用することができていた。これらのうち大多数のAFVは、事実「工場」によって作られたものだ。

 「工場」は、シリアに存在している戦車修理工場(armor repair workshop)として二番目に大きいものだ、しかし、活動という面では、シリア内で唯一最大だ。2014年夏の工場の発端から、2017年6月の活動停止まで、「工場」は150両のAFVをオーバーホールし、アップグレードしたと信じられている。その件数は、2014年から運用されたイスラム国の戦車とBMPの数の半分以上に及ぶ、イスラム国の将来の戦場に狙いを定めたAFVのオーバーホールとアップグレードの努力の大きさを証言するものだ。

 その「工場」は、イスラム国で使われている、ほぼ全種類のAFVに様々な種類のオーバーホールとアップグレードを行なっていた。戦車に多くの奇怪な迷彩(multi-spectral camouflage)を導入することから、AFVに装甲を追加すること、トヨタ・ランドクルーザーなどの四輪駆動の自動車にモジュラー・タレットを備え付けることでさえ、全てを行なった。ウィラーヤ・アル・ラッカの工場では、その製品は、イラクのウィーラヤを含む、イスラム国の全土に現れた。実際に、「工場」によって、オーバーホールされた、シリア軍から捕獲したT-55はイスラム国のモスル防衛作戦で活動し、その後、イラク軍に捕獲されている。

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 付け加えて、これらの計画の概要が「工場」によって、それが稼働した2014年から引き受けられたならば、この記事は、シリアでの戦闘中に装甲を追加されたAFVを操作した、イスラム国戦士の一部の生活も追っていることになる。シリアでの戦士たちの日常生活を示す写真は、友人や家族と時間を過ごすことから、大虐殺後や斬首の詳細な写真を撮ることまで全てを含む、イスラム国戦士のシュールな日常に興味深い視点を提供している。

 これらイスラム国戦士によって撮影された、個人の豊かさを示す写真は、筆者(元サイトの筆者)に「工場」の正確な位置を特定することを許した。OSINT(オシント、公開情報を利用した情報収集)とOPSEC(軍事作戦中の機密保全のこと)への重要な証言であるが、後者は「工場」で働くイスラム国戦士たちによって、完全に無視されている。このことは、一枚の写真が、ターゲットとされるか、捜査を逃れるかを決定する、戦争中のOPSECの重要さを示すものだ。

 「工場」の位置がはっきりとしたのは、2016年6月に戦車修理工場の中で位置の特定に使用できる構造を見ることのできる写真が撮影された後のことだ、それは、Tabqa Airbaseの南西わずか4kmのところにあるThawrah Industrial Facilityとそこで働く人たちの家の構造と完全に対応した。この施設はもともと住宅団地や地域にあるたくさんの油田施設を支援するために建てられたもので、イスラム国に戦車修理工場を設立するのに完璧な場所を提供した。

 この「工場」の位置はすでに発見されていたが、追加の情報と画像の途切れない流れが施設について、不幸にも記事は一年以上遅れたが、これまでないほど包括的な記事を可能にした。

 

イスラム国の機甲戦力 ”工場”の物語 Part1

 イスラム国関係について面白いブログ記事を見つけたので翻訳して見ました。下手な文章、そして、誤訳が含まれると思われます。誤訳を見つけられた場合は、ご指摘いただけるとありがたいです。

 イスラム国は、シリア、イラク、そして海外を含む戦場で、これまで存在した中で最もデザインされ、洗練されたテロリストグループを未曾有の独創性、創意工夫、そして残酷さによって打ち立てられた。2011年のイラクからの米軍撤退というセキュリティーの欠落を悪用し、また、シリアで戦力をスマートに吸収することによって、イスラム国は、元々の反政府運動のゴールを効果的に奪い取った。イスラム国は、シリアやイラクだけでなく、全世界の脅威として、急速に現れるだろう。

 最前線において、イスラム国の、イラク内の交戦的な集団から、イラク、シリア一帯そして、全世界をカリフによってコントロールすることを自称する集団への突然変異は、イスラム国の戦場で遭遇する様々な状況に素早く適応する能力と適切な対応策を考え出す独創性、そして、適応、という名の熱心な処刑によってなされた。戦闘という分野において、イスラム国がイラクとシリアに持ち込んだその突然の変化は、それに巻き込まれた彼らには衝撃であっただろう、そして、その変化は大規模なマンパワー、武器と特に航空戦力の導入によってのみ食い止められるであろう。

 イスラム国の崩壊に狙いを定めている大規模な軍事力は、2001年に陥落したアフガニスタン・イスラム首長国以来見たことのなく、また、それ自体をゲリラ戦と従来の戦闘で敵と交戦することができる力だと仮定する、自称カリフ制と戦わされるであろう。イスラム国によって捕獲された膨大な量の兵器類はイスラム国に地上において、精密誘導兵器によるイラクとシリアでの作戦中に配備された膨大な量の重火器類を含むイスラム国の財産への攻撃という継続的な脅威にもかかわらず、自らよりも強い相手に挑戦することを許した。

 それらの作戦中の装甲戦闘車両(AFV)、イスラム国がシリアでのみこれまでに捕獲し、作戦で使用した、シリアを政府軍によって操作された世界で二番目に大きい機甲戦力としていた200両以上の戦車と約70両のBMPを含む、の使用に例外はない。実際、シリアを支配しようと格闘していた様々な反政府組織が彼らの存在の中で、ある(限られた?)時点でのみ装甲戦闘車両(AFV)を作戦で使用した一方、イスラム国のみが、そのような巨大で組織化された、国や州によって設立されたいくつもの優れた軍隊と、装備の量と質はもちろん使用する戦術も同一のスケールで、機甲戦力を配備した。

 AFVに技術的な支援を供給しようとする努力の中で、イスラム国はいたるところにあるウィラーヤ(アラブ世界での行政単位の一つ)のいくつかで、戦場での将来の使用に向けて修理と改良を行う戦車工場を作った。全ての行政単位が装甲化即席自爆車両(VBIED)を製造する任務を負った工場を持つ一方、一部のウィラーヤは装甲戦闘車両を修理、改良できる重要な工場を持つ。シリアでは、二箇所のメジャーな工場が作られようとした。その「工場」は、Wilayat al-Raqqa(ラッカ)もう一つは、Wilayat al-Khayr (デリゾール)に存在した。この記事は、「工場」として知られるラッカの「装軌車両工場」の仕事について扱う。

 Part2に続く。

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【感想】ジョン・ウィック チャプター2

どんな映画?

 マトリックスなどで有名なキアヌ・リーブスが伝説の殺し屋「ジョン・ウィック」を演じて大ヒットしたアクション映画「ジョン・ウィック」の続編。

映画の内容

 逃げるバイクとそれを追うジョンの車。冒頭からのカーチェイスの末、バイクの男を殺したジョンは、カードキーを奪い取り、前作「ジョン・ウィック」で彼の愛車を奪い、亡き妻からもらった子犬を殺したロシアンマフィアのヨセフ・タラソフのおじのアジトへと奪われた愛車を取り戻しに向かう。
 次々とマフィアを殺し、愛車を奪い返した彼だが、カーチェイスの末、車はボロボロになっていた。彼は車を闇自動車修理工のオーレリオに修理を頼む。
 そして、彼は平穏な生活に戻るべく、銃やスーツを地下室の床下の箱に入れ、封印する。
 そんな彼の元に、イタリアマフィア「カモッラ」のボス、サンティーノが訪れる。
 彼はジョンとサンティーノがかつて交わした血の契約を果たすべく、不可能と言われる暗殺を依頼する。しかし、平穏な生活を望むジョンはその依頼を拒否、サンティーノはグレネードランチャーで彼の家に放火し破壊する。家、そして、妻との思い出を破壊されたジョンは、サンティーノの依頼したサンティーノの姉の殺害、そして、サンティーノへの復讐を決意する。

 感想

 前作から引き続いての無駄のないアクションとかっこいいカーチェイスシーンが魅力的。ストーリーは何かへ収束していく、というより「殺しが殺しを産む」、というように次から次へと組織や人物が出てきては死んでいくような感じで、先が見えない。綺麗な結末のあるストーリーというより、むちゃくちゃに話が広がっていく感じだけれど、何かを解決する手段として、殺し、しか方法を知らないのだからしょうがないよねぇ…
 作中では「無敵ガジェット」的な感じで防弾スーツが登場する。これのおかげで、少しぐらいの被弾を物ともせず敵を撃ちまくるスピィーディーなアクションが生まれているけれど、逆に「どうせたまに当たっても死なないんでしょ」と思ってしまうのが少し残念だったかも。

ブラックボックス展の追記

ブラックボックス展と痴漢の話

 先日ブラックボックス展について書いたけれど、気になる記事をいくつか見たので追記します。
 ブラックボックス展の感想を見るに酷評とかじゃなく、問題になりそうなものがいくつかあった。
 「何もないじゃねーか、クソが」系のもの、展示会の意味がわからなかったひとの感想はまあしょうがない。
 私も、「理解できねーよ、ぶっちゃけ眠い」という感想しか出てこない展示会に行ったことあるし。(ちなみにその芸術家は有名で評価もしっかりしている方なので、私の見る目がないだけです。)
 だけれども、痴漢があった、それも結構多数、というのは展示会の意味以前の問題だ。まず、ブラックボックス展の暗闇を利用して痴漢をしよう、と考えた人がいたのはびっくりした。
 私が思うのは、この騒動は防げたし、こうなることを予想して対策するべきものだったと思うけど、まず大事なのは、「痴漢したやつが一番悪い」という原則。
 私はサザエbotの中の人の人格や人柄については何も知らない。
 なので、私は、なかのひとよ氏が痴漢を誘発させるためにこの展示会を開催したとは思っていない。
 ただ、私が、実際あの展示会を見に行った時に(暗闇だから手を伸ばして歩くわけだけれど)これは人に触ってしまうのではないか? という疑念を抱いたのは確か。(代わりに壁に手を触れて、前には手を出さないことにした。)
 そして、暗室前のスペースで「胸を触られた(手が当たった?)?」みたいなことも聞いた。
 今回の痴漢騒動について、これは防げたであろうし、防がなければならないものだったと思う。
 例えば、暗視式の監視カメラをつけたところで展示会の内容、持つ意味になんら変化はないのだから。
 私は自分の持つ価値観を揺さぶり、当たり前を破壊する現代アートが大好きだ。
しかし、現代アートが一人の人間の人生を破壊するものであってはならない。

【行ってみた】ブラックボックス展 ー感想と考察ー

どんな展示?

 twitterで有名な「サザエbot」の中の人、「なかのひとよ」氏による展示会。
「展示内容を口外してはならない」という規則に同意した人だけが見ることができるその展示会は、「何やらとてつもない展示である」として話題になって行った…

内容と感想

 私はこれをtwitterで知った。
それまではサザエbotなどその存在も知らなかった。
そして、展示会の内容を確かめるべく、現地へと向かった。

予想以上に予想通りだった。カーテンで区切られた暗室の中には「何もなかった」

 ブラックボックスとはなんだろう? 
 ブラックボックスとは入力と出力はわかるけれどどのような加工をしているのかは分からない、そんな箱のことだ。
 例えば、3×a=9 で,2×a=6 このとき、入力とそれに対する出力はわかる。
(入力:3→出力:9 入力:2→出力:6)このときのaがブラックボックス、というわけ。
 今回のブラックボックス展では、その展示内容はわからなかった。しかし、twitterリツイートされ、たくさんの人が並んでいる、という入力とtwitter上での感想という出力は分かっていた。
 入場の列に並んで人を観察していると、前後の人はtwitterで書き込みをし、並ぼうとして歩いてくる人もスマホを片手に、出口から出た人も、門番に弾かれて入れなかった人もすぐにスマホを取り出していた。
 中身については不明のまま、入力と出力の情報は拡散されていく。
そして、ブラックボックス展は、それに関する情報が真実であるか、偽の情報であるか、に関係なく、「twitterで話題」ということによって、価値を持った。
 私たちが日々目にして、ツイート、リツイートしていること、実はなんの価値もないのかもしれない。
 あの門番の「選別」もほとんど意味のないものであったに違いない。
 

 何もない展示会を見終わるとカードをもらえる。そこには内容や配布物に関して、一切公言しないこと、そして、内容に触れない感想であれば、酷評でも絶賛でも書くのは自由であること、嘘の感想を書くことも許可するということが書かれていた。
 そして、ブラックボックス展に関して調べると一番よく見かけた感想は偽の内容であった。
 カードには偽の感想を思いつかなかった人のために、偽の感想の例を募集するサイトのURLが書かれていた。
 偽の感想を投稿してください(Post Truth)という入力欄があった。この”Post Truth”とは、トランプ大統領の発言で有名になった「フェイクニュース」が話題になり、それが大きな影響力を持つ、「真実以後の時代」という意味で最近使われるようになった言葉だ。(Postには〜後、という意味がある)
 偽の感想を入力する欄に「Post Truth(真実を投稿する)」という入力欄があることと、偽の感想ですら他人の受け売りであることへの皮肉だろう。
 そして、現在そのURLには「自分で考えよう」とある。

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痴漢騒動について思うところありまして追記しました。

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軍事大国ロシア 新たなる世界戦略と行動原理 著:小泉悠

どんな本?

 冷戦終結後の世界情勢の中で、ロシアがクローズアップされる出来事が増えている。ロシアのプーチン大統領は、世界でもっとも影響力のある人物に選ばれた他、クリミア半島の併合、最近ではシリア空爆など、多極化する世界の中でロシアの存在感が増してきている。本書はそんなロシアを「軍事大国」という側面から見た一冊。

内容と感想

 最近の世界情勢の中で、クリミアやシリアなどで存在感を増す国「ロシア」。日本人にとって馴染みが薄い国だが、本書はそのロシアを「軍事大国」という側面から分析することによって、様々な紛争でのロシアの行動原理を明らかにしている。
 プーチン政権下で愛国教育に重点を置いた政策が行われ、ロシア国民の中でロシア軍の信頼度が向上していること、ロシア語には「安全」という言葉が存在せず、「危険のない状態」というニュアンスでの「安全」しか存在しないということ、軍事パレードや戦車、兵士のモニュメントなどがあり、軍がロシアの生活の身近にある一方でその軍事が秘密の壁に閉ざされていること、など、勉強になることが多い。
 ロシアに行ったことがあるならわかると思うが、地下鉄駅や橋、古い建物には未だに旧ソ連の紋章が付いているものも多いし、「大祖国戦争勝利記念」(ロシアで第二次世界大戦大祖国戦争という)の戦車や兵士の像があるほか、対独戦勝記念など軍事博物館が各所に存在する。
 ロシアの軍事、武器輸出を中国、アメリカ、北朝鮮、シリアなどのロシア外交、国際情勢との関連から分析しているのも、単なるロシア軍の兵器、組織解説に止まらない本書の魅力となっている。
 例えば、北朝鮮の核・ミサイル開発について。詳しい人でなければ、「ロシアと北朝鮮は仲いいんじゃない?」と思うかもしれないが、北朝鮮が軍事力をつけると米軍が韓国にミサイルディフェンスシステムを導入し、極東でのロシア軍の影響力が相対的に低下するため、ロシアは北朝鮮の核・ミサイル開発に反対の姿勢をとっているとか。
 ミリタリについて語るとき、(私も含め)「ミリオタ」と呼ばれる人たちは、兵器や軍の「強さ」について語りがちだけれど、実際は軍をどのように配備するか? どのような仮想敵を設定しどう対処するか? などはある意味、外交の延長線上にあるものだ。日本ならば、「外交の延長としての軍事」は、せいぜい海外派遣や周辺国への装備移転ぐらいだから、本書中の外交と絡めたロシア軍の戦略についての記述はとても興味深い。
 現代ロシア軍や軍事という側面から見たロシアを知る上で欠かせない一冊だろう。

【行ってみた】クエイ兄弟 ファントムミュージアム

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どんな展示?

 悪魔的、幻想的、と言われる映像作品「クロコダイル・ストリート」などで有名な芸術家クエイ兄弟
 その学生時代のドローイングから、映像作品、そして、クエイ兄弟が手がけた舞台芸術インスタレーションまでを網羅した、アジア初の本格的回顧展。

開催場所は?

 渋谷駅から少し歩いた所にある松濤美術館で開催。
 2階と地下1階の展示スペースで展示が行われています。

内容と感想

 松濤美術館に入館するとまず地下1階へ。
地下1階では鉛筆で書かれた絵や兄弟が製作した架空の映画ポスターなどクエイ兄弟のドローイングを見ることができる。そのほかにもクエイ兄弟に大きな影響を与えたとされるポーランドのポスター展で展示されていたポスターが参考出品されているなど、クエイ兄弟の作品だけでなく、彼らに影響を当てた作品も見ることができる。作品は全般的に暗めで、「怖い絵・不安になる絵を貼ってけ」系の掲示板で見そうな感じがする。路上に立ち、遠くの路面電車を見る人や、ゴールの前に立ち、ペナルティーキックを待つ人など、不思議で幻想的ながら不安を感じるような作品が多かった。
 次は美術館2階の展示室へ。
 2階ではクエイ兄弟の映像作品や撮影に使用したセットが展示されている。
 展示会ポスターの写真として使われている「ストリート・オブ・クロコダイル」の一場面もある。映像作品としては「ストリート・オブ・クロコダイル」の一部など短編作品を中心に数作品の映像を見ることができる。作品の雰囲気としては何よりも「幻想的」。ヤン・シュヴァンクマイエルが好きな人ならきっと見入ってしまうはずだ。最後の展示はクエイ兄弟インスタレーションや舞台作品などが写真で紹介されているものであった。
 あと、関係ないけどこの美術館について。
 この美術館は地上2階、地下2階建になっているらしく、建物はドーナツ型、中央は地下2階から最上階まで吹き抜けになっており噴水のある池があった。内部は出入り口がアーチで仕切られていることもあり、「白い箱」というイメージの強い美術館とは少し違った面白い建築だった。

公式サイト

クエイ兄弟 The Quay Brothers|松濤美術館

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